プリント

 

作品として撮っている人へ。

デジカメから入った方は、写真プリントの楽しさを知らない傾向があるように見受けられます。
まあ、 わたしがどうのこうのいう問題ではないんですが (爆) 何百枚も撮ってそのままデットストック行き、、そのうちPC飛んで消滅というのも悲しいものがありますね。
さらに、APS画角をPC画面で何倍にも拡大して、ピントがどうの、レンズの歪みや解像度がどうのとか。あんたラッキーの伸ばし機で全紙プリントでもするんですか?それともヒューレットのプリンターでA1出力?そんで個展でも開くんですか?と、思わず突っ込みたくなります(爆) 解像度や歪みを気にするならハッセルでも買えと!!

さて、写真はプリントしなければ始まらない、、というのが定説でありまして、比べてもらえば解るのですが、パソコンのドット画像やデジタルフォトフレームの透過光では、撮影時の感動は蘇りにくいものがあります。
真剣に黙想して、ようやく思い出す程度ではないでしょうか。 さらに紙と画面の質感の違いも見逃せません。

パソコンのドットで、微妙なグラデーションやディテールが再現されるはずもありません。(ですからネット上で各種テストを閲覧する場合、その辺も考慮に入れる必要があります)。

ちなみに、ここでいうプリントとは、結婚式や運動会スナップのサービス版のことではなく、最低でも2L、出来れば六つ切りワイド程度を額装したもののことであります。 結婚式写真でも六つ切り額装で差し上げれば、大抵の方には喜んでもらえます。

 

ありがとう!!

 

俺 : ↑ドット画面じゃわからない感動が、ここに (爆)

 

なおプリントは、ネガフィルムからの焼きが階調が良くでます。APSCカメラからフルサイズに移行される方は、フィルムカメラをご検討ください。中古機は値段が安く、レンズは設計そのままの味わいで使えます。ご存知のようにAPSではレンズ設計者の思いは出せません(APSC専用レンズを除く)。フィルムはデータから焼くよりラチチュードが広く良好です。懐古主義で書いているのではありません。作品作りやプリントには、フィルムからのほうが良好なんです。当然ラボには焼き具合等の指示は出すべきでしょう。
4月20日売りのアサヒカメラが訳のわからない解釈をしていますが、あれはなんかのヤラセですね。ポジならともかくネガで黒つぶれとか、、どアホウなオペレータが焼いたんでしょう。

また、デジカメで作品作りする場合、レタッチソフトや、自家出力にはプリンター、インク、IJ用紙。外注の場合はプリント代のコストが掛かります。デジカメでプリント鑑賞する人の話です。記録写真やカタログ写真の話しではなく、デジカメも作品作りという趣味趣向の世界では仕上がりに重点を置く方が多いでしょうから。

写真集(ようはCMYK網点の印刷物)で、ある画に興味を持ったら、その人のオリジナルプリントを見せてもらいましょう。
写真家自らが焼いた 半切の自家製モノクロームプリント、ボジからのダイレクトプリント、感動します。

写真集は、あるテーマを元に数点の写真から構成されていますから、お気に入り写真集のギャラリー展示を写真家に問い合わせてみるといいでしょう。写真集以上の感動が得られます。

とりあえず、作品作りをしている人も、していない人も、六ツ切ワイドでプリントしてみてください。写真の楽しさが2倍になります。

 

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