ハレ切り
逆光で写真を撮っていると、強烈な光がレンズに入り込んでくる場合があります。それを敢えて狙って撮るのは良いとして、それに気が付かないで撮っていると、ロクでもないことになります。
☆ ゴースト、フレアーが写りこむ (六角形の光芒とか)
☆ コントラストが低下してクリアーな画でなくなる。
対策としては。。
☆ 太陽や光っているものを画面に入れない。もしくは隠す。
☆ レンズに直射光が当らないように、フードをつける。
☆ 延長フードや紙などでレンズに光線が当らないようにする → これ”ハレ切り”といいます。ズームレンズのテレ側(望遠側)に、落とし穴あり。
ズームレンズのフードは広角側に合わせて作ってあるため、望遠側を使って撮影するときは、盛大に光を拾ってしまいます。そういう意味でズームにこそハレ切りが必要でしょう。唯でさえズームは何枚ものレンズを組み合わせているため、単焦点より不利になります。
キヤノンEOS5QD キヤノンEF50ミリ F1.2L USM f5.6 DNP100 自然光 + 銀レフ
日差しを見せるのに、わざとやってます(笑) 繰り返しますが、失敗ではなくわざとです(笑)
しかし、最新のコーティング技術でもこのありさま。 で、、ハレ切りしてみます。
機材は上と同じ f2.8 自然光 + 銀レフ 黒レフで逆光のハレ切り
レンズに太陽が当らないように角度を変え、更にハレ切りしてます。クリアーさが上と違います。
三脚使用しないと確認出来ませんが、正面からレンズを覗いて前玉に光が当っていたら、マメにハレ切りしてください。
問題点 → 手がふさがる
☆ カメラ用三脚 + レリーズ、レフ用三脚、ドール高さ調整用三脚、ハレ切り用三脚とか。。重装備(爆)
レンズフード延長のノリで黒紙巻いたり、何らかの方法でハレ切り板を手に持たないよう工夫してくださればと。外部ストロボのホットシューに取り付けられるハレ切りグッズ”ケンコー セルフサンシェード”とか。
私はフードに板紙を貼ってしまうこともしばしば。
普段はカメラを三脚にセットし、片手でハレ切り(黒レフ)、もう片手でレフ板とレリーズコードです。
月光でも盛大に入ってますが、これは防ぎようがないでしょ。 補助光強くしてシャッタースピード上げるか?
ハレ切りではないですが、直接光遮断の話。
私は直射日光が強い日は、日陰に避難するわけですが、どうしても”この背景を入れたい!!”というこだわりがあるとき
下のは駅舎を入れたいのですが、順光で(やな影が出る)、日差しも強く、どうしようもない訳です。
あ、それを狙うなら別ですし、直射が好きだという人もいるでしょうが、銀レフで影がとりきれません。
フィルムのラチチュードも限界です。
キヤノンEOS5QD キヤノンEF50ミリ F1.2L USM f8.0 DNP100 自然光 + 銀レフ
おい カメラマン!! まぶしいんだよ!!
機材は上と同じ f8.0 自然光 + 銀レフ 黒レフで直接光を遮断
”黒/銀レフ板”をかざして、日陰に入れてやりました。私的にはこっちが良いです。 (レフは黒面が上、銀面が下)
なんでも照らすばかりでなく 、抑えることも必要ってことで (汗)
同じアングルで、夕陽・逆光でのハレ切り効果。 上はあり下はなし。
キヤノンEOS5QD キヤノンEF50ミリ F1.2L USM f8.0 DNP100 自然光 + 銀レフ機材は上と同じ f8.0 DNP100 自然光 + 銀レフ 黒レフで逆光のハレ切り