焦点距離 50ミリ その後


 

2008年6月ごろ買ったドール専用レンズです。
オークションで、新品を12万円で落札。実売14万前後。

ショールームでの試写では気にならなかったのですが、いざ使うと、AF合焦が微妙にずれていて、ボディと共にピント調整に出しました(保障が効き無料)。

0.13倍の寄りを補うためにクローズアップフィルター(NO3)と、絞り開放時のストロボ撮影(X接点に同調)を可能にするためNDフィルター(マイナス3絞り)をあわせて購入。

特に苦労するのはピント調整です。
AF調整に出しましたが、以降もあてにならず、最後はMF(マニュアル=手動)でピントあわせています。
さらに数箇所でピントあわせをし、保険を掛けておかないと、ジャスピンが得られません。まあこれはどんなレンズでも同じですが。

そして開放周辺でソフト。眠いとも言う。。(爆)

で、ジャスピンになったとしてもドールは近接撮影が多いため、目玉以外がトロボケを超えるオオボケに!!(笑)

APSCだとポートレイトの定番85ミリとして使えますが、フルサイズ用のレンズをAPSにつけるとまるで性格が変わってしまいます。

 

 

<キヤノンEF50ミリF1.2L USMによる作例>

キヤノンEOS5QD・DNP100  ロウソク2灯 + 金レフ  三脚  上からf1.8、f2.8、f4.0

左のローソクで髪と左肩にハイライトを出し、手前の写っていないもう一本で顔を起こし、さらにレフで影取り。
ローソクの位置でラインの出方が劇的に変わるので、いい位置を探っていきます。なかなか楽しめます。

f1.8

f2.8

f4.0

まー、みな同じに見えるでしょうけど(苦笑)、ピントの合っている範囲と背景のボケ方が若干違います。

はなから開放(f1.2)を使っていないところが悲しいですが、若干、服をシャープに見せたかったので。
ホームページ用にはf2.8を使いました。
f1.8はボヤボヤすぎて、f4.0は火の主張が大きすぎと感じまして。  まー、この辺は好み。

取りあえずf1.8でもこのボケ方です。詳しいレポは写真専門サイトでもご覧ください、、何て無責任・・

それともう一つ、このカットは絞り、光の当て方、さらに ピントを変えて20枚は撮っています。

 

 

作例のもう1カットは、f4.0で。
ロウソク1灯のみで補助光なし。ローソクの光彩が上のf4.0と同じ感じ、さらにミチル全体がシャープです。
燭台が前方にあるので、光の主張はうるさくない感じです。 鼻の影の出方に注意しました。

フランスの画家、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールのイメージで(笑)

     

 

 

 

<キヤノンEF50ミリF1.2L USMによる作例>

キヤノンEOS5QD・DNP100  自然光・逆光うす曇 + 銀レフ  三脚  上からf1.2、f1.8、f2.8

ようやく開放で撮ってきました

F1.2
F1.8
f2.8

開放が決まると、なんとも変態的な、、いや味がある描写をします。
おなじキヤノンでも、サンニッパやパーゴー1.8の開放とはまるで考え方が違うようで、変態的に柔らかいです。f1.8でも綺麗なボケ具合です。リアル三次元の撮影とちがい、寄りに寄っているのでピントが薄いです。60cmに最適です。

ボケが大きいだけに背景や光を選ぶと思います。周辺露光不足?解像不足?それを補うのは遣い手なわけで (笑)
単焦点を試したいかたは、EF50ミリf1.8が新品で一万円と安いうえに、開放はf1.8と明るく写りもいいです(体験済み)。ズームとはまるで違い、とても変態的です。

 

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